社員は解雇しなきゃいけない
「社員は解雇し続けなきゃいけないよ」
会社を営む親にそう教えられた。
この解雇は最近の会社によく見られる『会社を生き残らせる』などという意味合いの整理解雇ではなく、置いておくわけにはいかない人間は排除すべきという意味。
でも、それがやりにくいのが日本の制度。
従業員にも身勝手な人間がいるという事は、雇用主にも身勝手な人間がいるため、そうそう社員の解雇が簡単にできるなんて環境は作っちゃいけないわけだ。
だから、日本の企業というのは問題のある社員でものうのうと居座れる環境になっちゃってんのである。
働く気など微塵も無いのに会社に来る社員を解雇できない。
肩書き付けた途端偉いさんごっこがおっぱじまり、どれもこれもが偉いさんごっこで時間を熟し金だけ持って帰るが、そんなバカ行為に興じる人間を会社から放り出す事すら出来ない。
職場の環境を気にしてるクセに、職場の環境悪化を招いている社員を解雇する事が出来ない。
こんな環境が日本企業にはたくさんあり、終いにはその職場のガンである社員しか自社に執着してくれないという環境下からか、その問題社員を大切にし始める始末。
日本企業のズルズルした同情雇用に、そもそもの問題があるのは誰しもが分かっている事だろう。