防御機制と承認欲求
会社の中の人間関係を見ていて気付いた。
防御機制を提供すると、承認欲求という需要がある。
承認欲求に飢えた者に向けて防御機制を暴発させると、承認欲求に飢えた者は『従順で無思考』になり、防御機制を振り回す者には支配欲が芽生える。
支配欲で抑圧されがちな承認欲求を持つ者は、他者へ防御機制を暴発させ支配欲を持ち始める。
すごく簡単に説明するとこういう事。
『認めてください病』の奴に、「お前はダメだ」というと、認められたい一心で従順に従い過ぎてしまう。
そんな無思考な従順さを見て、自分を支配者だと勘違いしてしまう。
別の言い方をしてみる。
自分のダメな部分を他人に擦りつけ叱責するクセのある防御機制が激しい人間が、承認欲求で頭がいっぱいの人間に「認めねぇからな」というと、承認欲求が強い人間は認められようと必死になり、自分が認められるためだけに要求に応じよう応じようとしてしまう。
『防御機制』『承認欲求』は共に、人間なら誰しも持っている心理。
しかしながら、この心理状態が過剰な者というのは、ちょっと異常である。
そんな異常さを加速させるのが、承認欲求を抱く者への防御機制の提供である。
異常なまでの防御機制+異常なまでの承認欲求=過剰なまでに異常な関係性
職場でも見かける関係性であり、非常に新興宗教的な関係性であるとも思うんだが。
“防御機制の供給と承認欲求の需要の関係”の続きを読む