サラリーマンの安定志向ほど恐ろしい考え方は無い

サラリーマンの安定志向

サラリーマンという生き物は、とても『安定志向』である。

そして同時にサラリーマンというのは、『安定』を誤解している生き物である。

 

新卒で入社したそこそこ名の知れた大手企業では社員達にこう言われた。

「ここは大手企業なんだから、仕事なんかしなくていいんだよ」

「お前に仕事されると周りの社員が困るんだよ」

先輩たちにこう言われた。

お前に仕事されたら俺たちもやんなきゃいけなくなるだろって、仕事をする私の手を掴んで妨害する始末。

 

別の会社ではこう言われた。

契約社員から正社員に推薦され人事面接で人事部長がこう言ってきた。

「ここは大手企業なんだから、何もしなくていいんだよ」

「何かされると面倒なんだよ」

「綺麗な学歴引っ提げた何もしない社員が欲しいんだ、お前みたいなの要らない」

日本を代表するような大手企業のグループ会社の人事は、何もしない事を推奨していた。

サラリーマンが覚えた『安定』

サラリーマンの考える『安定』とは、何もしない事である。

何もしなければ、問題が起きる事もない。

何もしなければ、怒られる事もない。

何もしていないんだから、自分は関係ない。

波風が立たない己の心の安心が欲しいという願望こそが、サラリーマンの『安定』なのである。

己の都合一本やりな考え方である。

 

サラリーマンが考える『安定』は、『停滞』との履き違え。

阿呆どもは、『停滞』を『安定』と間違えているのである。

社員が何もしないで、会社が存続できるって思考回路は完全にショートしてるだろ。

 

日本人というのは「何もしない」という自分を正当化する。

子供のいじめなんか見てるとよく分かる。

自分はやっていないと主張する子供は、自分を優等生だと思い込んでいるアホな子。

正当化するにとどまらず、正義すら感じている者も多くいる。

他人がやった事だから、自分は非難する側に回れるという勘違いを起こするのである。

 

目の前の動くものしか目に入らないという視野の狭い人間は多い。

やろうとした人間は失敗に終わると、ひどく叱責される。

何もしなかった者にはノータッチ…どころか当て付けるように褒めてしまうようなバカまでいる。

こういう教育をされて生きてきた子は、何もしない事に正義すら感じ始めるようだ。

何もしない事が正解という正義を振りかざす大人の出来上がり。

 

『何もしなければ怒られる事はない』

サラリーマンというのは、怒られない事を一番の目的としている。

自分の心の安心こそが、安定志向で一番大切な事なのである。

何もしていない自分は何かした人間を非難する側であり、叱責する立場の人間なのである。

そう、何かしようとした人間を叱責している者こそが、何もしない安定志向の人間なのである。

何もしない人間は、どんな時でも『正解』なのである。

何もしないで安定が保てるという幻想

私に仕事をするなと言ってきた社員達が在籍していた会社は、経営難に陥っている。

経営難に陥ったというか、私が入社した時点で経営がヤバかったにも関わらず、それに気付いてすらいなかった。

大手企業には何もしない学歴だけきれいな人が必要だと言った会社から、面接で採用を貰った。

その数日後、その会社は本社から大量リストラという命令を受けて、私の採用は無かった事にされた。

何もしないで安定なんてあるはずがないといういい見本だ。

サラリーマンが心の安心を感じる事で、会社が安定するなんてあるわけねぇだろ。

夢見てんのか。

 

何もしなければ自分に責任は生じない。

バカサラリーマンほどこういう考えを持っている。

何もしないのに金がどこかから発生して自分の手元にやってくるという考えは、大手企業ではまかり通る考えなのだ。

自分が知らない誰かがどうにかしてくれるという状況が本当にあるから。

何かしてるつもりで、何の意味もないような事をやる気溢れるスピリッツで熟してるようなのもいるわいるわ、大手企業って呆れるほどバカばっかり。

 

 

 

動きたいけど動けない。

こういう状況を会社自身が作ってしまっているとも聞かされた。

いくら何かやろうとしても予算を用意してくれない。

何もしなくても大手企業は大丈夫という思考の人に予算を出してくれと申請しなくてはいけないからだ。

金を動かさないのも安定志向

サラリーマンというのは、金を使わない事を良い事だと思い込んでいる人が多い。

必要経費を不必要な出費と捉えてしまうのだ。

金が動かないで手元に残るという事に安心感を覚えるようだ。

 

小さい頃に「お年玉は何に使いますか?」と聞かれた時、「貯金」というと大人が褒めてくれるのは子供のテッパン知識として皆持っているだろう。

これを引きずって生きてる大人がいるわけよ。

とにかく使わない、とにかく出さない。

これで得られるのは、自分の手元にあるというテメェの安心感だけ。

 

商売してる家庭で育つと反対の事を教えられる。

「金は使え」

「金が動かないと経済は回らない」

自分の手元しか目に入らないような奴には、商売なんて無理。

商売が分かってないって事は、サラリーマンにも向いてないと思うがね…。

安定志向の人は自しだけを守りたい

安定志向を私に突き付けてきた企業は2社とも経営危機に陥っている。

1社は経営難に陥った。

もう1社は、大量リトラした後、他所の企業と合併。

安定を求める人材が会社を回し始めるとこうなるんだろう。

 

安定を求める人間が、他の社員に何もさせまいと抑圧するような事をしていたのも事実だ。

自分の好む安定した環境を作り出している人間がいる事すら分かちゃいない。

就職で『安定』なんて言ってるような人材は採用しちゃいけないんだろうな。

『安定』…それは「私は何もしませんから」

こういう頭で言ってんですよ。

 

自転車は漕がなきゃ安定しないだろ?

スタンド立てておいておけば、一番安定すると思ってる?

それは、人が乗ってない自転車だろ?

会社で何もしないで金がもらえるなら、自分ちの庭で自転車の上に乗っかってればいいんだよ。

同じ事だろ?

何もしないで、誰かが金をくれるって考えなら、それで儲かるはずなんだよ。

それがお前の言ってる『安定志向』なんだよ。

お前らみたいなのがいると、会社が潰れちゃうんだよ。

安定志向の社員は、会社にとっては疫病神なんだよ。

こんな他人よがりでいい加減な人間、関わりたくもない。

わざわざ谷底に連れていかれて、さらに自分を上に連れていけと足を引っ張ってくる。

おぉぉ…怖い怖い、安定志向のアホほど怖い生き物はいない。

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