防衛機制という心理「抑圧されると逃避する」

防衛機制

防衛機制という人間の持つ心理

『防衛機制』というのは、人間が自分を守るために持つ心理。

多分この心理が職場で起こる『パワハラ』『モラハラ』の根源かも知れない。

欲求不満などによって社会に適応が出来ない状態に陥った時に行われる自我の再適応メカニズムを指す。

もっと簡単に言っちゃうと、

自分を正当化するという行為。

 

「失敗」や「能力の欠如」、「落ち度」や「欠点」を、自分で認められない、受け止められないという時に『防衛機制』が働きます。

「そんな事ないもんっ」

「そんなはずないもんっ」

「そんなんじゃないもんっ」

こういう感情を黙ってればいいのに、言動に出しちゃう人がいるわけです。

欲動から自我が身を守ったり、それを上手く現実適応的に活用したりする方法が、防衛という形で現れる。

防衛自体は自我の安定を保つ為に行われるので、健全な機能と言えるが、時にはそれは不快な感情や気分を人間に与えることもある。

要するに、他の人の迷惑になっちゃってるわけよ。

毎日、毎日、こんな事ばっかりしてる人がいるんだけど、周りの人間からすると、

「お前なんか、どうでもえぇねん!」

出来が悪い事なんかとうにバレてるのに、取り繕っても意味ねぇだろって事だ。

 

自分の欲動から自分の身を守ろうとして、それを人に向けている人が多いのよ。

人から攻撃を受けたならまだしも、自分で勝手にこの状態に陥る人が多いのよ。
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防衛機制の種類

『防衛機制』には、たくさんの種類がある。

防衛機制Wikipedia⇒

その中でも『投影』と『同一視』が、職場ではよく見られる。

投影

自分が持っている感情を、相手が持っていると思い込んでしまうのが『投影』

仕事で失敗した人を罵る人は、自分が失敗すると周りの社員にバカにされているんじゃないかと思い始めるわけです。

また恋愛バカの要素を持つ人間が、自分の感情を相手も持っていると勘違いして、『自分に気がある』と思ってしまうという、なんともおめでたい人にも見られる現象だったりする。

同一視

地位もポジションもない社員が、ポジションのある人間に近付き、自分にも地位があると感じてしまう事。

職場の『腰巾着』社員が、まさにコレ。

上司の側近になり横暴な態度をとる平社員や、男性社員の後ろに回り込む女性社員など、たくさん見かけます。


 

この『投影』と『同一視』には、さらなる分類が存在する。

『原始的投影』と『投影性同一視』

原始的投影

自分の持っている受け入れがたい感情や欲望を外部に映し出す。

背後に『分裂』が存在する場合、激しい感情や極端な思考を人に投影する。

自分が相手に攻撃されるという強迫観念に苛まれている。

【分裂】

これも『防衛機制』の1つ。

良い事と悪い事を別々の物として取り扱う。

その自分の悪い部分を、他人に投影させる事がよくある。

投影性同一視

自分の悪い部分を他人に投影して、その人物を「支配している」「傷つけている」と感じる事。

相手を傷付ける事で、自分が傷つかずに済むという安心感や、支配しているという錯覚で優越感が得られる。

言動を見ていると、デキない自分がさもデキるかのような幻想を抱いている風にも見える。


 

自分が仕事でできもしない事を、「あいつが出来ない」「あいつはあんな事も出来ない」と大騒ぎしている社員は多い。

自分が出来ないという自覚がないところが不思議なのだが、それは『分裂』という心理のためだと思われる。

発言が支離滅裂の、身の程知らずという人物。

 

人を滅多打ちにする事で、自分は安心感や満足感を得てはいるものの、攻撃した相手にバカにされているという感覚がさらに増幅して強迫観念として襲い掛かってくるわけだ。

身の程知らずの社員が、デカい態度に出る割にびくびくキョロキョロしているのは、これが原因だろう。

会社に食いついて離れない社員

能力不足の社員というのは、日本の企業には極端に多い。

学歴やプライドから、自分に適切な職業を選べないという傾向があるからだろう。

「自分は大学を出ているからスーツを着る職業じゃなくちゃいけない」

こんな事を口走るサラリーマンも多く存在する。

入社してから業績が全く上げられない社員が、こう言い会社に食いついて離れようとしないのだ。

 

この手の社員というのは、自分で自分を精神的に追い詰めてしまう。

プライドが高すぎて業務が遂行できず、プライドを守るために仕事から逃げ回るようになる。

業績を叱責されると、自分は追い詰められていると、被害者妄想が始まり、周りの社員に危害を加えていくわけ。

 

また口先仕事をする人材もこの傾向が見られる。

口先だけで分かったような口を叩いてはいるが、自分では何も出来ず何も理解できていないために、対応が出来ない。

対応が出来ない自分を誤魔化すために、再び口先だけで自分を取り繕うのだが、取り繕いに攻撃性が伴われる。

管理職に多いタイプ。

 

肩書きや役職で権力を振りかざすこのような管理職の多い会社では、自分を『同一視』する社員達が多い。

虐げやすい特定の人物に「投影性同一視」を行ない、その管理職の行為を見た社員が「同一視」で乗っかってくるのである。

部下が積極的に便乗する事で、「投影性同一視」が正当化され拍車が掛かっていく。

管理できない管理職に任せた職場が、無法地帯になるのはこのためだ。

 

自分が出来ない事を人のせいにしているだけ。

しかも、自分は出来るフリして、人を罵る。

自分を正当化しようとするがあまり、挙句に自分で自分を洗脳するという有り様。

褒めて貶して

出来の悪い社員というのは、よく貶される。

上司や管理職など、上の立場の者から強く叱責されている。

部下を叱責している上司も、権力を振りかざす自分に酔いしれているような目的意識を見失った状態で叱責してしまうため、叱責された社員は解決法も見つけられず、追い詰められていく。

いい年して叱責された自分に耐えられず、自分より年下の社員が自分をバカにしているという感覚に苛まれるようだ。

 

自分をバカにしていると感じた年下の社員に攻撃的な態度に出はじめる。

攻撃は今さっき自分が上司から受けた叱責にソックリ。

自分のダメな部分を、攻撃対象にした後輩に投影して同じ事で叱責し始める。

今さっき自分が出来ていないと言われた事を、相手に出来てないと言い始めるのだ。

身の程知らずもいいとこである。

 

部下を褒めたり貶したりするのを、自分の仕事にしてしまった座ってみているだけに徹している管理職は、こういう環境を作りやすい。

褒める事をとても良い事だと認識している者も多く、何でもない事で褒めちぎってしまうため、勘違いを起こす部下を大量発生させてしまう。

しかも叱責を受けた社員ほど、しょうもない事で褒めてしまう。

自信を無くしたポンコツを、取っ手つけたように持ち上げようとする。

これが原因で、能力の無い社員ほど感情が揺さぶられ、問題行動が目立つようになってくるのだ。

 

格別何が出来たわけでもないようなポンコツ社員を、可哀想だからと取っ手つけたように褒める。

するとアホな社員ほど、真に受けてしまう。

この時抱いてしまう感情から生まれるのが『同一視』だろう。

自分が管理職に認められたと勘違いし、管理職の地位に自分を勝手に近づけてしまうのだ。

自分は偉いさんと同じ考えですよと言わんばかりの行動を取り始めるのだ。

 

そして、何をするのかと言うと、後輩を叱責し始める。

こういう社員は叱責しても褒めても、同じ事をするのだ。

人を罵り上げ傷付ける事に必死になるのだ。

常からダメな自分であるため、這い上がりたいという気持ちが、こういう行為を生むのかも知れない。

 

結局、部下の感情を上手く取り扱えない、バカ単純な思考を持つ管理職がいると、被害者が出るという事。

しかも、被害が間接的に出るため、自分が原因だと気付かない。

会社全体を管理させているにも関わらず、この自分が起こした状況に気付かないという体たらく。

自分が気晴らしや焦りで部下を叱責しておいて、叱責した部下に同情して、今度は褒めようとする。

全て、する必要の無い事しかしていない。

要するに、自分の役割果たせてないって事だ。
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社員同士を比較する管理職

社員同士を比較して罵る事を、自分の大事な仕事だと感じている管理職の多い事。

これ、出来の良い方の社員を『同一視』している。

 

どうして、部下という自分より立場が下の者に『同一視』という心理を抱くのかというと、自分よりも出来が良いから。

一線を退いて業務を部下に任せた上司でも、部下に『同一視』という心理を抱いている時点で、業績があまり良くなかったというのは分かる。

実際、この『同一視』が激しい管理職を見てみると、肩書こそ付いては要るが、同期から置いて行かれている。

比較対象物が要る状況であれば、業務に携わっていなくても、どの程度のレベルなのかすぐ分かる。

 

すると上司から褒められた社員も、上司を『同一視』し始める。

部下は上司のポジションに対して『同一視』の心理が働き、上司は部下の能力に対して『同一視』が始まる。

そしてその共有した感覚を、出来の悪い社員に向けるのだ。

 

比較され罵られた社員は『原始的投影』『投影性同一視』の心理を抱き、これまた自分より弱い立場の社員を探し出し、攻撃を向けていくのである。

管理職が叱責する理由

部下を比較したり、叱責する管理職は、何を目的にしてそのような行為を取るのか分かるだろうか。

『投影性同一視』だ。

出来ない自分を部下に投影させて、支配しよう傷付けようとしているのだ。

これしか自分を安心させる術がない状態なのだ。

自分は自分で否定するに値する人材という事になる。

 

部下を叱責すれば伸びると思い込んでいる人は多いが、実際叱責してその社員が起こしている事が目に入らないのでれば、成果など見ていないという事。

 

自分はこの仕事に不適任。

自分はこの役割に不適任。

部下や後輩に『攻撃』を向ける人材は、その仕事も役職も向いてないって事なのよ。

何でいるのか分からないという人なのよ。

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