企業の不正を見つけたら、その時自分はどうすべきか

日本企業の不正

今思えば一昔前は、日本企業の不正行為なんて、当たり前のようにまかり通っていた。

面倒な事は適当にやって、都合の悪い事が起これば、力ずくでもみ消す。

これが日本企業の在り方だった。

 

そのような事実は無いという体裁上の潔白の中で、暗黙の了解のようにそれは確実にあった。

綺麗事が好きな大手企業なんかは、潔白の皮を自ら被らなくても、周りが勝手にそう思い込んでくれる。

そんなありがたい信仰が日本にはある。

 

大手企業のネームバリューに釣られて組織に入り込んで来たような社員が不正行為に手を染める。

そして、大手企業信仰の強い消費者がその被害を受けている。

大手企業の社員というのは、その企業に何がなんでもしがみ付こうとする。

しがみ付くためには、どうにもならない事をもどうにかしなくてはという切迫感に襲われるようで…。

よく色んな場面で、切羽詰まっていたように思う。

 

そして、彼らを切羽詰まらせていたのが、不正の被害者である消費者である。

大手企業の社員は優秀だから何でも出来ないとおかしいという感覚で接して来る。

お客様は神様であるという態度で。

出来る事が技術であり、出来ない事は技術とは認めない主義の人が多い。

企業の不正を見つけたらどうすべきか

企業の不正を見つけて役員に指摘した事がある。

若い頃だったため、それが不正という認識も無かったように思う。

「おい、やべぇ~よ」みたいなノリ。

今思えばアレは、今のご時世であれば世間にバレたら、ニュースになり得るであろう。

 

消費者の意見がどこにも届かず、もみ消せば泣き寝入りさせる事が出来る。

そんな世間の在り方も、不正が当たり前となり不正行為をプロ気取りでやる事が横行した背景だろう。

 

私が不正を見つけ指摘した後どうしたか。

『事実はもみ消す』

これが私の判断だ。

このような判断をした私の事を、クズだと思う人もいるだろう。

別にそう思ってくれてもいい。

 

そもそもサラリーマンなら、会社の風潮に流されてれば給料は手に入る。

「自分は知りませんでした」

そんな言い訳がまかり通るご身分だ。

そもそも不正を指摘する事自体が、サラリーマンにとっては不要な行為なのだ。

 

どうして不正行為が横行するか分かるだろうか?

その方が仕事が楽だからだ。

自分の都合に合わせて数字を変えたり、仕様を変えたり勝手な事をする。

これが不正をする社員のやり方だから。

楽な仕事のやり方して、金だけ貰う。

このやり方に乗っかって、「知りませんでした」ってすっ呆ければいいだけなのがサラリーマンなんだよ。

不正をしたら…

不正行為を犯す社員というのは、それをすれば儲かると思っている。

しかし、不正を指摘する私のような人間というのは、それをすれば損失が発生すると思っている。

目先の利だけしか見えていない人間というのは、その先にある損の方が大きいという事自体が分からないようだ。

もしかしたら、その先に損がある事自体、全く分かってないのかも知れない。

 

私が不正を指摘したのは、「会社が無くなる」と思ったからだ。

そして私が不正をもみ消すという判断を下したのも、「会社が無くなる」と思ったからだ。

長年に渡ってやり続けてきた不正を生真面目に対応したら、会社は確実に潰れる。

 

不正を犯した企業が、隠蔽を図ろうとする事がよくあるだろ?

不正をするような企業の社員は、この期に及んで隠蔽を図ろうとする…こう思うだろ。

でも自分の経験上、不正行為を行うような社員というのは、世間に対して隠蔽を図るような立ち位置にはいない。

バッシングを受ける様なご身分を持っていない社員というのが、不正を犯し続けてきた犯人なのだ。

隠蔽を図ろうとしている人物は、何を隠そう不正を見つけて指摘するような人間だったりする。

 

不正が発覚した後も、次から次に不正が明るみになっていく。

これは、不正行為を長年働き続けてきた社員が、この期に及んで優等生の皮を被ろうと嘘ばかりつくからだろう。

実際、不正が発覚した企業の社員達は嘘ばかりつき、都合の悪い書類を抹消しようと必死になっていた。

 

バレた事に対してまだ隠蔽を図ろうとするのが、不正を行うような社員のする事。

不正を指摘するような人間が隠蔽を図ろうとするのは、まだ発覚してない不正。

「どうせ今まで分かりもしなかったクセに、いまさら気付くか?」

これが、隠蔽を図ろうとする人間の考え。

いや、私の考え。

不正を指摘した理由

会社の内部で不正を指摘するような人物をどういう人だと思っているだろうか。

不正行為を許さない正義感に溢れる真っ当な人だと思うだろうか?

それとも、状況が読めない真面目クズだと思う人もいるだろうか?

 

私がどうして不正を指摘するに至ったか。

それは、不正書類と私の持つ知識が合致しなかったから。

「これ、ちゃうやんけ」

「何やこれ、こんなもん出来るか」

最初は、技術職が間違いを指摘していただけに過ぎない。

 

私がこう言っても不正を働く社員というのは、一向にこちらの言う事を聞かない。

終いには

「お前何回言ったら分かるんだ!」

「脳みそ入ってんのか!」

こちらの口調もキツくなる。

 

すると不正を犯す社員というのは、脅しで不正を強行してこようとする。

私の胸ぐらを掴む者もいた。

「ヤレ言うとるんじゃあ~!オラー‼」

「アイツ、潰せ‼」

そう言い、周りの社員達に潰し行為を命じるのだ。

 

こんな状況の中、私に敵意を向ける社員が恐ろしく多いという事実に気付かされる。

不正行為というのは、社員達がタッグを組まないと遂行する事が難しい。

各部署の大多数の社員が不正に絡んでいるのだ。

そして、彼らは不正をしない者を決して許さない。

彼らにとって不正は正義なのだ。

 

「アカン…こいつら捨てなきゃ」

仕事で書類上の間違いがあったわけではなく、そのような行為をずっとまかり通して来た事に気付いた私が出した結論である。

大規模な首切りを決行せねばならぬ。

これが不正を役員に指摘報告しに行った理由である。

 

不正はいけないなんて正義感がみなぎったわけでもなく、会社の風潮に乗れなかったわけでもなく、

「こんな奴ら、もう要らんやろ」

軽いノリでポイ捨てを決行しようと考えただけだ。

技術職の私にとって邪魔だったのだ。

何か起これば責任の所在を問われるのは、技術職だけだからな。

不正を犯したのは誰?

不正を犯す社員と不正を実行する社員は、大抵の場合別の人物です。

不正を犯すのは、口だけで仕事を熟そうとする社員。

管理職や営業。

不正を実行するのは、形に残る書類や製品を作る社員。

技術職や事務系と現場。

 

不正を実行する社員の中には、不正行為をやらされているというイメージがある人もいると思う。

でも、実際には自ら積極的にその行為に賛同しているような者も少なくない。

そういう奴は、バレた途端に被害者ぶる。

そういう積極的な実行犯が居なければ、そう簡単に蔓延横行する事はまずないからな。

「自分はやりたくなかった」なんて言うような奴が、意外とグイグイ前のめり。

不正行為を犯す社員を矯正する事は可能なのか?

不正行為を常習的に犯して来た社員を矯正する事は可能なのか。

企業の不正が発覚した時、責任を問われるのは会社の代表や役員たち。

不正を働く社員達は、ほぼ無傷に近い。

これで、不正行為を矯正する事は可能なのか?

 

不正というのは大勢の社員が結託して働く。

私が不正を役員に報告したのも、大勢の社員が関与しており、私一人では手に負えなかったからである。

社内で社員達が仲良しを重んじる理由も、結局の所こういう事が原因なのだ。

仕事よりも仲良し行為に時間を費やす傾向が強い。

仲良しは、同調して来るから。

仲良しは、裏切らないから。

仲良し社員達は、結託して不正の強制はできるけど、不正の矯正はできないと思うよ。

不正企業の特徴

不正企業には特徴がある。

  • 社内で常に大声を上げている人間が存在する
  • 社員がとても仲良しでいつも引っ付いている
  • 退職の強要や首切りを臭わせている

社内で社員達に向かって大声を出している者がいる。

「もっとちゃんとしろよ」とか

「こんな事もできないのか」とか

大声を上げる事で発言はいつも一方的。

「ちゃんと」とか「出来なきゃいけない」なんて事を言っているため、周りのおカさんな社員達はその大声を上げる人物の事を仕事が出来るしっかりした人だと認識してしまう。

浅はかな物の見方しか出来ない人間には、それが教育に見えるのだろう。

 

彼らが言っている事は

「全部お前が出来なきゃいけない」と言っているのだ。

自分が出来ないから全部お前が出来なきゃ、俺の都合が悪いんだと言っているのだ。

新入社員の会社に入って来たばかりの新卒の私に向かって、

「お前は即戦力じゃなくちゃおかしいだろ」と言って来ていたのだ。

何十年とその会社にいる社員達がこぞって、ついこの間までその部外者だった人にこういう事を平気で言うのだ。

 

あり得ない事だが、社員達がこぞってこういう事を言う企業は日本では珍しくない。

学生に『即戦力』を求める企業に即戦力は一人もいないのだ。

 

仲良し社員というのは、人に付きまとうクセがある。

人に付きまとい仲良くしようとする。

仲良くするのは、自分に都合の良い行動を取る人間を作るためだ。

仲良くしてくれないと悟ると、超逆ギレする。

 

何の権限も持たせた覚えもないいち雇われサラリーマンが、退職を強要したり首切りを臭わせるような事を言っている。

さも、自分に何か権限があるかのように。

そして、周りの社員達はその社員に何か権限があると思い込んでいる。

世間知らずなサラリーマン特有のツッコミどころ満載の思考である。

 

そのまま会社に居続けていたらどうなったか。

多分、不正行為に加担していたと思う。

何故なら、不正行為を強要する事に時間をトコトンまで費やされ、仕事が出来ない状況を作りだされるからだ。

 

下請け企業に裏金を要求するって不正行為も聞いた事があるが、それも手口は全く同じ。

下請け企業でトコトンまで粘り、仕事が出来ない状況を作る事で言う事を聞かせるらしい。

日本企業で不正は無くなるか?

日本企業に不正は無くならないと思いますよ。

不正を働いた企業に対してバッシングしてる人を見ていると分かります。

「こうでなくてはいけない!」

自分に都合の悪い事があってはならぬもの。

自分の理想通りでなくてはならぬもの。

そういう正義感に満ちた行為を見ていると、「この人、職場でロクな事してねぇタイプだな」って思うから。

 

完全なる正義を持った人って、全部自分の都合によるもの。

不正は自己都合による正義感から生まれるもの。

不正を働くような社員って…他人に非常に厳しい人なのよ。

他人に対して過度に厳しいのは、自分を守るための正義感。

不正を働く正義の味方は、いつでもどんな時でも自分の事しか守りませんよ。

 

企業の不正を見つけた時、どうするべきか。

結論としては「どうにもできません」

どうにかなるくらいなら、どうにかしてました。

 

不正が発覚した企業はどういう対応をすればいいか。

「とりあえず、関与した社員全員捨てなさい」

不正を無くすために捨てるわけではなく、彼らはとためにてもアホやから、ちょうどいい機会なので捨てたらええのです。

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