日本人の呪術的思考

呪術的思考は原因を作り出す

日本人というのはキッチリしている。

とてもとてもキッチリしている。

キッチリしたがる人というのは、自分では何一つキッチリ出来ないという特性を持ち合わせており、自分の力で結果や結論を出せない人に多い。

キッチリしているのではなく、キッチリさせたがるという愚行を働く。

 

キッチリした人の思考回路は『呪術的思考』である。

『呪術的思考』とはこういう事である。

理性と観察においては因果関係が正当化できない物事に原因を求める思考である。

要するに自分の中で理由の分からない事に無理くり原因をこじつけてしまうのである。

原因を追究して改善する

大手企業というのは、どこもこういう事をやっている。

『原因を追究して改善する』

一見、改善して業務に活かしましょうというポジティブな行為に見えるだろう。

しかし、社員達がやっている事は、他の社員のあら探しに他ならない。

 

彼らは改善などする気はさらさらないのだ。

なぜなら彼らが出す答えはいつもこうだからだ。

『原因はあいつ』

設備の老朽化が根本的な原因というような時も、原因はある特定の社員。

単純なミスが原因だったとしても、原因はある特定の社員の資質に結び付けていく。

全部、原因が『人』であり『あいつ』なのである。

 

彼らに業務改善など出来ない。

なぜなら、起こった事態の説明もしなければ、その後の対応を教える事もない。

何一つ、フィードバックが無いのだ。

フィードバックもしないのに業務改善などあり得ない。

彼らがやるのはフィードバックではなく、陰口という手段。

本人以外の人間に陰での伝達をする。

なぜ、陰でやるのかというと…他人に言えないような行為であると自分で証明しているようなもんだろ。

呪術的思考の人は全て原因が『人』

呪術的思考は先ほど述べたように『理性と観察においては因果関係が正当化できない物事に原因を求める思考』の事。

『理性と観察の因果関係が正当化できない』というのは、自分の考えと現実に見えるものが頭の中で合致しないという事だろう。

 

設備の老朽化が原因で起きた事を人のせいにする者は多い。

こういう人間というのはとにかく頭が悪いため、現実が受け止められない傾向が強い。

理性と観察が合致する事の方が珍しいのだ。

理性(自分の考え)

「機械が壊れるなんてあり得ない」

「今まで壊れた事なんかない」

観察(現実に見えるもの)

「製品が壊滅」

「機械も壊滅」

 

『理性』+『観察』にさらには『自分の都合』が加わる。

「機械が壊れたら金がかかって怒られる」

「製品を壊滅させたら怒られる」

「作り直すのにスケジュールが組めない」

「どうしたらいいのか分からない」

そして招くパニックという状態。

「あいつがやったんだ〰!」

原因は全て『人』につなげる。

自分がやったんじゃないという証明をするためだけに。

要するに「逃げ」である。

「責任を擦りつけ自分は逃走」という手段が『呪術的思考』なのである。

完璧すぎる人は簡単な事が分からない

完璧すぎるほど完璧な人というのは、完璧を装う人である。

完璧を装う人というのは、必ずその自分の言った完璧に追い詰められている。

 

完璧に出来ないから逃げるのである。

完璧でなくてはいけないから、間違えるわけにはいかないのである。

人に完璧ばかり求めて押し付けるから、自分が完璧ではない事を指摘され怯え始めるのである。

完璧な人は、いつも何かから逃げ惑いいつも何か見えない物に追い詰められているように見える。

 

そして完璧すぎる人というのは、完璧すぎて簡単な事が分からない。

単純ミスは彼らには想定外なのである。

「2って書こうとして3って書いちゃいました」

こういうポッコンミスの原因を徹底的に追及し始める。

 

「ただ単に間違えただけ」

これが分からないのである。

完璧を装うために仕事を他人に投げ出し、完璧に装うために業務に関与しない事を自分の仕事にしてしまう彼らは、経験不足が災いしてこんな事すら分からないのである。

そして陥る『理性』と『観察』の因果関係が正当化できないという状態に。

 

原因を関与した人物の資質のせいにすると本社や上司に報告するというチクリ行為に及ぶ。

本社や上司は彼らと同じ『完璧ちゃん』である。

原因を追究させているのはこいつらだ。

原因を無理にでもこじつけさせ、報告させる。

報告させたら、それで終わり。

だってこいつら雇われサラリーマンだもん、業務改善なんて考えは毛頭ない。

こいつらがやりたいのは、社員のあら探しだもん。

呪術的思考は呪いである

『呪術的思考』を持つ者の中にも、かなり重症な人がいる。

「あいつがやると必ず何かが起こる」

「あいつのせいだ!あいつのせいだ!」

特定の人物に照準をさだめ、その人物が呪われているかのような事を言い始める。

 

そう…その人物は呪われているのだ。

そいつに呪われているのだ。

いつも誰かのせいだと人に原因をこじつける人は、人を呪う名人だ。

 

自分がやらなきゃいけない事ができていない人に近づくと、必ず呪われる。

自分が対処しなくてはいけないのに何の対処も出来ないような人に近づくと、必ず呪われる。

 

自分は完璧!自分は完璧!

出来ていないのはあいつ!

あいつのせいだ!全部あいつが悪いんだ!

これが『呪術的思考』を持つ人の呪文なので気を付けよう。

 

会社の中でよく聞こえてくる呪文です。

彼らは『呪術』で仕事の全てを片付けようとします。

『自分は完璧ちゃん』は、黒魔術師。

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