『給料=モチベーション』これ、実は勘違い

働く人のモチベーションは給料

『給料が高ければ働く人のモチベーションが向上する』

そう、思い込んでいる人が多いようですが…。

あくまでも、想像ですよね?

 

給料が安いと真面目に働く気はしなくなると思います。

給料が低過ぎるとモチベーションを維持する事は難しいというのは事実でしょう。

だから反対に『給料が高いとモチベーションが上がる』そう判断したわけですよね。

そしてそれは現実そうなったわけではなく、自分の頭の中での想定に過ぎませんよね?

 

給料が上がると確かにモチベーションは上がるかも知れません。

瞬間的には。

一時的な効果があるのは確かですが、そのモチベーションに持続性はありません。

モチベーションは金とういう方程式

あるサイトで就活生に「働くモチベーションは?」という質問に対して一番多い回答が『金』でした。

これ、語弊がある質問なんですよ。

「就職する企業を選ぶ基準が金」という意味で学生さんは言っているわけ。

「給料が高い企業に入ったら、仕事を色々覚えてめっちゃ頑張るよ」という意味ではないのだ。

 

給料水準が高い企業にモチベーションが高まっているだけであって、そういう人はその企業に入り込みたいだけだから職種にこだわりが無かったりする。

興味の対象がその企業であって、その仕事というわけではないんです。

その企業に入りたくて目をキラキラさせてはいるが、その仕事に目をキラキラさせているわけじゃないでしょ。

 

現実として、日本人なら誰でも知ってるような有名企業に入った新卒はこう言っていました。

「自分は有名な企業の社員なんだ」

「大学時代の友達より給料が多い」

「友達に羨ましがられる」

そんな彼らは、仕事は一切覚えようとはしませんでしたし、与えらえた仕事すら放ったらかし。

他人に自分の仕事を押し付けて責任逃れに勤しむ始末。

 

そうです、社員のモチベーションは金じゃないんです。

もう少し正確に言うと、『社員の仕事に対するモチベーション』は金じゃないという事。

 

  • 『金』に対してモチベーションを持っている人
  • 『仕事』に対してモチベーションを持っている人

この両者は別物なのです。

給料を2倍にしても2倍働いてはくれない

金に対するモチベーションは誰しもが持っています。

そのため、仕事に対してモチベーションの高い人材の給料を上げるとモチベーションはさらに上がります。

かといって、その人がそれまでの2倍にスペック(処理能力)が上がるかと言うと…上がるわけないですよね?

元々、スペックの稼働率が高い人は、それ以上にスペックを上げる事が出来ないんです。

 

スペックの低い社員の給料を上げたら、スペックは上がると思いますか?

思いませんよね?

それは安易に想像がつきますし、その想像で正解です。

 

給料を上げる事は社員の仕事へのモチベーションにはつながりません。

やってくれる人はずっとやってくれるし、やらない人はずっとやらない。

ただ、やってくれる人はずっとやってくれると思い込んでいる人が多いのも事実。

安い給料でいいように利用しようとすると、当たり前ですが会社からいなくなります。

金でモチベーションは維持できるか

私の経験上、金で仕事へのモチベーションは維持できない。

 

役員に退職を申し出た時こう言われた事がある。

「金はお前の言い値で出すから残れ」と。

そう言われた時、私はこう思った。

『そういう事言ってんじゃねぇんだよ』

「そんなもんいらね」と、迷う事もなく退職した。

 

ブランド企業のネームバリューと給料水準の高さでモチベーションの高くなった社員たちに囲まれてしまったのが退職した理由かもしれない。

彼らは仕事をしてくれる人材では決してなかった。

 

他にも給料がそれまでの2倍貰える仕事をしていた事もある。

その会社で私は半年で退社を申し出た。

退職しようとした理由は、やはり同じ。

 

自分を取り囲んでいた社員達は、『ブランド企業』と『金』にモチベーションが高かった。

しかし、そのモチベーションは一切仕事には反映されてはいなかった。

そんな彼らはこんな事をよく言っていた。

「もっと給料を上げてくれ」

「もっと金をくれ」

「他の奴より金が欲しい」

「もっと、もっと」「他の奴より」が止まらなかった。

経営者の懐や企業の懐を自分の目的にしているようにも見えた。

金で満たされる人はいない

テレビで見たのだが、東南アジアに別荘を建てた日本人の話。

現地でお手伝いさんを雇う時、日本の感覚で金額を決めてしまった。

その国でその仕事でその金額が高すぎる事は知ってたが、せっかく日本人の家でお手伝いさんが出来るのだからと、お手伝いさんにここで働けて嬉しいと思って欲しかったらしい。

給料の額が高いと言っても、日本人からすると安いくらいの額。

でも、その現地の人にとっては高すぎる額。

 

そして、やって来たお手伝いさんはというと、ロクに働いてもくれずその別荘から金品を盗み続けていたらしい。

その盗みが発覚してもそのお手伝いさんは、その別荘で働き続ける事を希望してきたそうだ。

「もうしませんから、雇い続けてください」なんて、信用する人いないよね普通。

 

そんなこんながあった後、近くに住む日本人からアドバイスされたそうだ。

「給料は適正価格にしないと、ちゃんと働いてくれないよ」と。

お金を渡し過ぎるという事は、お金に興味を持たせてしまう事だと。

その人に盗みグセがあったわけではなく、その人の興味を金に向けてしまった自分に責任があると。

 

そう言われ、現地の相場で再びお手伝いさんを雇うと、その人はとても良く働いてくれたそうだ。

そんなお手伝いさんに「もっと給料をあげたい」と思ってしまったりするのだが、お金ではなくプレゼントをあげるようにしたそうだ。

 

もう一つ、外国の女性と結婚し、日本で働きながら仕送りをしていた男性。

貧しい暮らしをしていた女性の家庭に、日本からの仕送りは巨額過ぎた。

田舎で朴訥とした感じを好ましく思って結婚したのに、女性は徐々に変わっていった。

暫くすると、日本にいる男性にお金の催促の電話が何度もかかってくるようになったそうだ。

「お金を送って」

「もっとお金をちょうだい」

「ちょうだい、ちょうだい、もっとお金をちょうだい」に嫌気が刺し、離婚するため彼女の所へ。

 

すると彼女の実家に彼女はおらず、貧しい家族を置き去りにして都会で派手に暮らしていた。

貧しい病気がちな家族を見捨てて、金は全部自分のために使っていたそうだ。

働きながら家族の面倒を見ていた貧しかった頃の彼女はいずこへ。

 

『金を与えると満たされる』

金を有り余るほど持った事など無い人は、そう考えがち。

金は渡せば渡すほど、足りないと感じるようになる。

金で満足は得られないという事。

給料が高いと人はどうなるか

自分の実力に見合わない高い給料を与えたり、標準の相場より高い給料を与えると社員はこうなります。

実際に私がみた現実です。

  • 仕事はしなくなる
  • 他の社員より金を欲しがるようになる
  • ズル休みするようになる
  • 金に汚くなる

実力に見合わないほど高い給料を与えると、仕事をしなくなります。

目上の者からの評価を恐れるようになり、仕事に関与する事を避けるようになっていきます。

『失敗しない優秀な人材』を演じる事を自分の仕事としてしまいます。

評価が下がり自分の給料が下がる事を恐れるようになるのです。

 

また、給料水準の高い会社というのは、隣の社員も給料が高いという状況です。

そのような状況の中では、給料の金額に満足を感じにくい。

隣の社員に仕事を押し付け自分が楽をする事で自分を満足させようとし始めたり、「自分の実力を認めてくれ」などと言い出し人より金を貰う事に執着し始めます。

大手メーカーの社員によく現れる現象です。

 

給料が多い会社には、なぜかズル休みをする社員が発生する。

元々、給料が多めのため、少々休んでも痛手がないと考えるようだ。

 

金を持つとなぜか金に対して意地汚くなる。

食事などの支払いを他人にさせようとしたり、借りた金を返そうとしなかったり。

「このくらいのお金あるでしょ」

「このくらいの事でごちゃごちゃ言うなよ」

こんな事を言い自分の財布から金を出さなくなる。

「小銭が無いからちょうだい」なんて手口で、他人の小銭にまで手を出して来るように成り下がり、自分の手口が通用しないと「ケチ!」と罵り人の金ばかり当てにするような性質になるようです。

 

給料が高い企業には、よく働く社員がいます。

そして同時に、ロクに仕事をしてくれない社員がそれをはるかに上回るほどの数います。

給料が低い会社にも、よく働く社員がいます。

そして同時に、ロクに仕事をしない社員が多くいます。

 

給料が高い会社は、よく働く社員を見て「うちの会社は給料が高いから」とこじつけて考えます。

そして、そういう事を言っている人は、ロクに働いてなかったりする。

給料の高い会社の社員である自分に酔いしれているからそう思うだけであって、給料が高い自分がロクに働いてないって事には気付かないポンコツ人材がコイツ。

給料が低すぎるとプライドが保てない

『自分はこんな仕事したくてしてるわけじゃないんだ』

『なんで自分がこんな事しなきゃいけないんだ』

こんな事を口に出し態度に出す社員っていますよね。

若い男の子によく見られる現象です。

 

自分で自分を夢見心地に評価している経験値の低さが災いして自分を客観的に見つめられない状態。

年齢的に将来性があるせいか…見えないはずの可能性を幻覚として見続ける傾向が強い。

この手のヤングボーイは過去に現実に打ちのめされて、挫折し続けている事が多い。

自分のプライドを構築しようとして、真っ二つにへし折れてしまっているのだ。

 

自分のお友達に「なんでそんな仕事してんの~」とか「お前ダッセ~」とか、自分のやっている仕事をバカにされたりしてるわけですよ。

これをに受けてしまいます。

しかし、この男の子がお友達より2倍も3倍も貰っている給料が高いとどうでしょうか。

もう少し冷静に流せるでしょうね。

人をバカにする事に必死になってるバカだと、冷静に判断ができるでしょう。

 

給料が低いとプライドが保てないんです。

自分の仕事を他人からバカにされても言い返せませんし、自分の職業を隠すようになります。

バカにされた自分がそれを認めてしまっているから。

自分の仕事を『バカみたいな仕事』だと、認識させてしまうわけです。

金を手に入れると仕事を捨てる

宝くじに当たると銀行から小冊子を渡されるらしい。

そしてそこには「仕事を辞めないように」という釘を刺すような一文が書かれているという。

そして、高額当選した人は多くの人が会社を辞めてしまうという。

あくまでもネットで見た限りでの情報だが、「でしょうね」と思っちゃうわけ。

 

金を得るために仕事をしているわけだから、高額な金を得ると仕事は必要ない物となる。

でも、会社を辞めた人たちが何をし始めるかというと『仕事』

当選金を元手にトレーダーで金をちゃっかり増やしていたり、一人気ままに喫茶店をやろうとしたり。

人間関係に悩まされないような、自分一人で勝手に出来る仕事をし始める。

 

結局のところ、金があるから遊びたいから会社を辞めたわけじゃないんだろ。

職場の人間関係やそれによって出来上がってしまった環境から逃げただけだと思う。

金を手に入れた人が捨てたのは『仕事』じゃなくて『会社』

そこに居たくなかっただけだと思う。

仕事を辞めて派手な車なんか買っちゃうと、宝くじに当選した事がバレる可能性がある。

周りの人達にバレないように、会社を辞めちゃいけないと思いながらも辞めてんだよね。

給料はその人にとって低すぎず高すぎず

いくら世間的に高い給料をもらっていても、その会社で無理を強いられているような環境では人は不満を感じます。

他の人より給料が低くても、自分の生活に不安を感じる様な事が無ければ、人は不満を感じません。

よく働く自分とまともに働かない隣の社員の給料が同じだと、人はそれを平等とは感じません。

 

上記のような事は『金』に満足や不満を感じていると思ってしまいますが違います。

不満や満足を感じているのは『自分が置かれた状況』です。

現に私は退職を申し出た給料の高い会社で退職せず残りました。

上司が環境を変えてくれたのです。

  • 給料
  • 肩書き
  • サポート体制

上司が改善しようとしたのはこの3つ。

そのうち給料面だけは本社から反対され改善される事はありませんでした。

 

「肩書き」は自分の周りの環境を大きく変える。

自分に敬意を払ってくれる人が増えると、おかしなマネをしてくる人間が格段に減るのだ。

私を陥れようとおかしな噂を立てられても、「あの人そんな事しないでしょ」と、無下に信じ込む人が減る。

肩書きって、ある意味信用に繋がる。

 

退職を申し出た事実を知った管理職が複数名で私をサポートしてくれた。

「他の奴らはサポートしないけど、お前は仕事するからサポートする」

自分がやり続けていた事をバカにされ否定され続けていた私に、初めて安心して仕事が出来る環境が出来上がった。

その後、私は職場でよく笑うようになった。

ヘラヘラ笑っていた私は、モチベーションが上がっていたんだと思うよ。

 

給料面での改善がなされなかったという事実に私がは不満があったのかというと…『ない』

全くないどころか、満足していた。

上司が本社と掛け合ってくれたという事実に対して。

そして、私が退職を申し出るずっと前から、上司は私の給料面の改善と役職を本社に掛け合っていた事も聞かされた。

自分が欲しかったのは『金』じゃなくてそれだったんだと思う。

 

仕事でモチベーションを保てるのって、心配する事なく安心して仕事が出来る環境だと思う。

もちろん、それに必要なものに『金』も入ってるよ。

自分の存在価値や自分の生活に不安を持たないために金は必要。

たくさんあげればいいってもんでもなく、少なすぎると不安を抱かせますよってのが金。

『お金をたくさんあげればよく働いてくれる』ってのは、金だけ欲しがってるような奴の抱く幻想。

会社で金だけ欲しがってるような奴に、周りの社員のモチベーションなんか変えられないから。

 

今の職場でね、バカな奴を見たんだよ。

他の事業所で社員達に責任感が無いから、何も決められないから放っておくと仕事が停滞してるって問題になってた。

それを管理職が2人で話し合ってたんだ。

 

すると、片方の管理職がこう言った。

「給料面で待遇を良くすればモチベーションが上がりますから責任感も出てきます」

「一人社員の中から代表を決めて、手当を付けてあげればいいですよ」って。

 

知ったような口でこんな事を提案するこの男、会社に金だけ貰いに来てるような奴だ。

管理職で人より給料もらってるクセに、責任逃れで仕事からも社員からも逃げる。

人に決めさせやらせてから、後から因縁とも言えるようなダメ出しをし始める。

挙句の果てには、ズル休みの常習犯。

何度、仕事を放置したまま休んだ事か…。

他の管理職は家庭があるが、この男はブサイクで性格が人から嫌われるタイプだから独身。

養う家族がいないから経済的に余裕があるんだよ、だから休むんだろ。

 

こんなんのクセに昇進試験を受けるってさ。

金だけ欲しいだけの身の程知らずが…。

この男見てればよく分かるんだよ。

『金=モチベーション』じゃないって事が。

 

昇進試験の勉強を会議室に閉じこもってやってるよ。

その時に仕事の事で社員が声をかけると逆ギレして怒り出すんだ。

仕事は持って来られると邪魔らしい。

金だけ欲しがる社員の「もっと、もっと」が始まったんだよ。

昇進試験を受けるのは、「もっとお金をちょうだい」って事なんだよ。

 

この男は、自分は『仕事』をしているつもりでいるわけよ。

だから『お金で仕事のモチベーションが上がる』なんて言ってるわけ。

肝心の業務を他の社員に押し返してるのにね。

こいつがやっている事は『仕事』じゃなくて『お金ちょうだい』だろ?

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