ムヒカ氏来日『世界一貧しい大統領』の言葉

ムヒカ

世界一貧しい大統領ホセ・ムヒカ

ムヒカ氏が有名になったのは国連のリオ会議での衝撃的なスピーチ。

当時、南米ウルグアイの第40代大統領。

『地球サミット』から20年経って開かれた『国連持続可能な開発会議』。

この会議の最後にムヒカ氏のスピーチは行われました。

「ドイツ人が一家族ごとに持ってるほどの車をインド人も持つとしたら、この地球はどうなってしまうのか。

私たちに呼吸をする酸素は残されるのでしょうか。」

 

「発展するために生まれてきたのではありません。幸せになるために生まれてきたのです。」

「発展が幸福を阻害するものではあってはいけない。」

「貧しい人というのは物を持っていない人ではなく、もっともっとといくら物を手に入れても満足できない人の事だ」

このスピーチが行われた時、他国のスピーチを終えた国は帰ってしまっており、席はガラガラだったそうです。

しかし、このスピーチの内容が話題になり、ムヒカ氏の存在をみんなが知る事になります。

常識外なムヒカ大統領

ムヒカ氏はウルグアイの大統領だった時、『ノーネクタイ』というスタイルでした。

ウルグアイ経済財務大臣の就任の際は、半ズボンにサンダルで大統領として就任式に出席していました。

アメリカのオバマ大統領と会う時も、もちろんノーネクタイ。

「ネクタイは政治家が嘘を吐き出さないためにしめているモノ。ネクタイなんて堅苦しいだけ。」

ネクタイをしめているだけで、人は勝手に信用する。

 

ヒッチハイカーを気軽に自分の車に乗せた事でも有名です。

他の国の大統領や首相がそんなことしたら、危険が伴いますよね。

国民から「ぺぺ」と呼ばれ、親しまれている彼にそんな危険はありません。

来日して名言発しまくるムヒカ氏

「エゴイズムが進化をもたらし、同時に欲情という危険な感情を生み出した」

「全ての人間が生きていけるだけの資源を持っている。なのに私たちは地球に借金をしている。」

「最も重要なのは、勝つ事ではない。」

ムヒカ氏が日本の若者に聞きたい事

『日本の若者は、お年寄りより幸せなのか?』

  • 過去の歴史に自分のルーツを見付ける必要がある。かつての日本人はとても強かった。多くの障害を乗り越える強さを持っていた。
  • スーパーマーケットに行けば物を色々手に入れる事が出来る。しかし、人生の歳月を買う事は出来ない。
  • 自分の幸せを探せば、世界は変えられなくても、あなた自身は変われる。

2年毎に冷蔵庫や車を買い替え、一生ローンを払い続ける人生を送り、物が溢れ家を小さいと感じて大きな家を欲しがる。

物を買い続けるのが社会の仕組みとなっている。

肉体が若くても魂が老いている事がある。

これも危険な事です。

ムヒカ氏の発言の根源

ムヒカ氏は、昔ゲリラ戦士として刑務所にいました。

幼い頃のムヒカ氏は貧しかった。

当時のウルグアイは一部の人が富を独占し、ほとんどの人が食べるのもやっとという生活を余儀なくされていた。

 

キューバ革命でのカストロやゲバラのゲリラ活動が政権を倒した。

そのチェ・ゲバラの言葉に感銘を受けた。

『平和的なデモや活動よりも、時として何より強烈で効果的なのは、しかるべき者への一発の銃弾だ。」

このゲバラの言葉に共鳴し、ウルグアイのゲリラ集団トゥパマロスに入る。

工場を襲撃したり、富を独占する企業を狙い、庶民から絶大な人気を得ていた。

トゥパマロスには、誰一人として私利私欲のために戦っていなかった。

 

政府が軍隊を投入してゲリラを壊滅させる作戦をとります。

ゲリラと疑われただけで、次々と殺されて行きました。

そしてムヒカ氏は4度目の逮捕。

拷問を受け、9年間独房に入れられていました。

窓もなく狭い独房で、飢え死にしない程度の食事しか与えられず、気が狂いそうになる寸前だったそうです。

獄中で読書と手紙が許されたため、むさぼるように本を読み色んな事を考えました。

『人間は一人じゃ生きられない、おかしな生き物だ。本人が自覚していようがいまいが関係ない。世界や他人が必要なんだ。』

『暴力じゃ世界は変えられない。』

釈放後、ムヒカ氏はこう言った

「私は、私たちに仕打ちをした人を恨もうとは思わない。」

「憎しみは何も生まないからだ。」

「私は獄中の生活で学んだ。」

「人はわずかな物しか持っていなくても、幸せになれると。」

「人間の文化を変えないと、何も変わらない事に気付いた。」

この獄中生活の中で囚人が並んだ時に、看守にこう言われたそうだ。

『この中から何人の大臣が出るんだろうなぁ?』

その時のムヒカは『何を言ってるんだ』と思ったそうだが、実際ムヒカは大統領になり、ムヒカと一緒に戦っていた獄中の仲間から内務大臣と防衛大臣が出ている。

日本人の欲しいものは『お金』や『時間』

時間を何に使いたいのですか?

「日本のような経済大国でも、まだお金が欲しいの?」

「ウルグアイの人もお金は欲しい。だって貧しいから。」

 

「人生は時計のようなもの。いずれ止まります。」

「その時間を何に使いたいですか?」

「生きるという事は、死に向かうという事。限られた時間を何に使いたいですか?」

「もっと、お金が欲しいから働くための時間が欲しいのですか?」

「豊かになると、失う事への恐怖が生まれます。これがまさに中流階級の苦悩です。」

「失う物が無いというのは、希望しかないから前進し続ける。しかし大義や情熱を向けられるものがないと進む事は出来ない。」

日本の若者の政治への関心

投票率が低い事に対して日本の若者は「誰に入れても世の中なんか変わらない」といいますね。

それに対してムヒカ氏もうなずいていました。

『現状に不満があるなら、自分が行動を起こして。』

日本では「投票に行け!政治に関心を持て!」って言われますよね。

ムヒカ氏は、「自分で世の中を変えろ。」って、穏やかな口調で言ってますよ。

政治に関心を持つという事は、自分が行動を起こす事なんですね。

政治の病

『政治の病』というのは、お金に執着し過ぎる事。

問題なのは、お金が好きな人が政治家になってしまうという事。

日本という国を見て

「日本は高齢化が急速に進んでいる。」

「一人暮らしの高齢者がたくさん苦しんでいる。」

「家族たちが支えられなくなってしまっている。」

「国民と政府が一緒になって考えるべき。」

日本では高齢者施設を経営する政治家は多いですが、本当に貧困な高齢者は入れないでしょうね。

基本的に、議員の私腹を肥やす施設と化していますよね。

自分の親をほったらかしにしている国民も、老人施設で稼ごうとする日本の政治家の事もツッコんでいるように聞こえてしまいます。

ムヒカ氏は日本のそんな現状までは知らないだろうけど、日本人が聞くとツッコまれてるように聞こえます。

経済はなぜあるのか

現在は水も経済となっています。

なぜ、経済があるのか?

「それは不足しているから。」

「経済は不足している財を、いかに分配するかという事。」

「先進国において、経済的に非常に多くの不安要素を抱えています。いつまでこの仕事を続けられるかという、中長期的な自分の仕事を考えています。」

はい、日本人は己の事しか頭にありませんですな。

今の日本は…

「今の日本は、多くの富を失う事を恐れている。」

「日本の若者が希望を持てないのは、多くのものを彼らに求めるから。」

「若者が窒息してしまう。」

 

「私が結婚した時ウルグアイでは何も持たずに結婚できた。しかし、日本では冷蔵庫に電子レンジ色んな物を持たないと生きていけなくなっている。」

「何も出来ない世の中になっている。」

 

「生きていくという事は間違いを犯す事とイコールしている」

「生きるという事は、学び続けるという事。」

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