神格化される『漢(おとこ)』

神格化された漢(おとこ)

日本の組織には神格化されたオッサンがよくいる。

閉鎖的な環境の組織には、なぜかよく『神』がいるのだ。

『閉鎖的な組織=日本企業』である。

ボクシング協会終身会長にクリソツの『The 漢(おとこ)』である。

 

『漢』と書いて「おとこ」と読む。

「男の中の男」と美称する時に使う表現法である。

この手の神格化されたオッサンは、自分をこのように表現するのが大好きだ。

ちなみに現実に見る『漢』は、ただのオッサンである。

そして現実の『漢』は、ヘタレである確率が高い。

『漢』はアホである

『歴史に生まれた、歴史の男である』

このボクシング協会終身会長の名言はなかなかの謎言である。

「歴史に名を残すために生まれてきた男である」と言いたいのだろう…多分。

彼には通訳が必要だ。

日本語なのに変換が必要だ。

 

『漢』は基本的に、小さい男が多い。

なので自分を大きく見せようと必死になり過ぎ、自分で自分を讃えるというあり得ない行為をよく働く。

通常、人から言われる事をも、誰も言ってくれないから自分から言い始める。

そこに恥じらいはない。

恥じらいがないため、元来目立ちたがり屋の性質が災いしてアホがすぐバレる。

バレてもバレても、まだ喋ろうとするサービス精神に乾杯。

 

多分、漫画かなにかで覚えたセリフを言おうとしているのだろう。

自分がカッコイイと酔いしれているセリフもうろ覚えである。

『漢』は、とても頼りない奴だ。

でも、「カンロ飴は120円」と金には細かく、みみっちい事にはシビアな面を見せる。

『漢』は、小銭にこだわる。

ボクシング協会の『漢』を見ていると、日本企業にいる『漢』とソックリだ。

どうして、こんなオッサンばっかり日本にはいるんだろう…。

『漢(おとこ)』が出来るまで

日本の閉鎖的な組織には、神格化された『漢(おとこ)』がいる。

ただ、『漢』は神格化されるわりには実績がないのだ。

評価や美称に対して、事足りていない感じのキャラがほとんどだ。

疑惑を抱かざるを得ない人物なのである。

 

『漢(おとこ)』という美称されるヘタレが実在するのは、自然の摂理だと思っていいだろう。

  • 自分を『漢』だと讃えるヘタレ
  • ヘタレに協賛する者たち

協賛するスポンサーがいてこその存在なのである。

 

『漢』は、教唆犯であり、スポンサーは幇助犯になりがちである。

ヘタレは所詮ヘタレな性格のため、口だけの事が多い。

基本的に、頭が悪いから何でもかんでも人を頼る。

『漢』が言ってもいない事までやってくれるのが、気の利く忖度名人の漢を讃えるスポンサーである。

 

どうして、このような関係がどこかしこに自然に出来てしまうのか。

それは、『漢』と『漢を讃えるスポンサー』の性質のみごとなる合致である。

お互いの欠点を補いあうのである。

 

地位と名声に弱いスポンサーたちは、ビッグマウスのハッタリが得意な『漢』のような人間を非常に好み擦り寄っていく。

擦り寄り気に入られる事で、自分の地位を確立しようとする。

自力では上に上がれない性質である。

ちなみに『漢』も元々はスポンサー側だった可能性が高い。

地位と名声に弱いから、口先だけで大きな事を言いたがる傾向が強く、擦り寄りで上にのし上がって来た実力実績共に皆無の人間が多い。

周りのスポンサーたちが、その嘘とハッタリを称賛してしまうため、嘘が本当の事かのようになっていくのである。

そのため、スポンサーは増えていく。

 

『漢』は怒声を浴びせたり、脅すような事が多い。

スポンサーはアホだから声のボリュームだけで物事を判断しがち。

事柄の内容の真偽や査証が出来ない。

こういう人って、残念なほど多い。

 

『漢』は考え無しで後先の想定が出来ない。

そのため、発言がむにゃむにゃだ。

しかしながら、『漢』は男らしさを醸し出す事に余念がないため、発言は格好良く言い切る。

アホな事を自信あり気に言い切ってしまうのだ。

その自信に根拠は無い。

 

しかし、スポンサーたちはその発言に食いつく。

なぜなら、彼らスポンサーは答えをくれなきゃ自分のやる事すら分からないという人達だからだ。

答えを見てから問題集を解く、間違えてはいけないと優秀を気取る臆病者だからだ。

間違えないために人の答えに飛びつき、飛びついてからその答えに理由や根拠をこじつけていくのだ。

人のくれた答えが間違えているかどうかも分からない。

『この人が言っているから正しい』という判断基準を持っている。

その判断基準を確立させているのが地位や名声なのである。

ハッタリ大嘘発言を自信満々にやれば、自分で物事を判断できない人間がたくさん飛びついてくる。

自分で自分の事を「凄い」とか「偉い」とか言ってるようなクレイジーに気に入られようとする人間が多いんだよ。

賞賛は通常、人からされるもの。

それを自分で自演してる奴なんて、普通頭おかしい系だ。

しかし、こんなクレイジーでも、スポンサーがつくと環境は一変する。

自分を称賛するバカから、人から賞賛される人になってしまうからだ。

だから、『漢』は組織の中で異常なほど力を持つようになるんだよ。

トンチキバカ達が、信憑性を持たせてしまう。

日本に生息する現実の『漢』という生き物の生態

日本の組織によくいる『漢』の生態はこんなである。

  • 人に対する依存心が異常
  • 漫画みたいなセリフが好物
  • 粘こい人間関係を気づく
  • 極道に憧れるパンピー
  • 『愛』にウザいほど熱い
  • 全てを劇的にしたがる
  • 理屈っぽいけど、言いたい事が分かんない
  • とりあえず面倒な奴である

 

人間関係をとにかく重要視しているのだが、何のために人間関係を必要としているのかを本人が見失ってしまっている。

『義理人情』とか『恩を義理で返す』とか、そういう言葉が好きなご様子だが、人間関係に執着し過ぎて相手が気持ち悪がって迷惑している事には気付けない。

目的を見失ってしまうのは、小さい脳みそは1つの事でいっぱいになってしまうから。

1個入れると1個出ていくという、ロケット鉛筆方式でこれまで生きてきた。

 

人間関係にこれほどまでにこだわる理由はというと。

自分では何もできないから。

出来損ないには出助けが常に必要という事。

他人を頼りに生きてきた証拠である。

「全てを人にやってもらう男」が、年と共に「全てを人にやらせる漢」となったわけ。

 

日本にはたくさんの『漢』がいる。

そんな『漢』たちは、自分の身の廻りの事を全て嫁にやらせている。

そして…事もあろうにある『漢』は嫁に先立たれた。

 

その後の『漢』は情けなかった。

嫁の死亡届の手続きすら出来ず、娘に全てをやってもらうという有り様。

その様に娘は苛立ち、皆の前で「何でこんな事も出来ないのっ!」となじる。

それでも気が納まらない娘は、色んな所で実父である『漢』の醜態を語り草とする。

「全てをやらせる漢」は「全てをやってもらう男」であり「何も自分で出来ない男」なのである。

『漢』は元来、見ている者の涙を誘うほどダメな子なのである。

 

『漢』は愛にとても熱い『灼熱恋愛バカ』だ。

これも、自分の身の廻りの事が自分で出来ないとか、常に誰かが一緒にいてくれないと自分は何もできないからだろうと思う。

手放せない人がいるのである。

自分の事をやってもらうために、手放さないのである。

終身名誉会長の座からの進退も、隣にいる女に聞かないと自分では出来ないのである。

本っ当に、呆れるほど何も出来ないのである。

 

『漢』のそばには必ず女が存在する。

家には嫁がおり、職場にも自分のために動く女を従えている。

女であれば絶対に上から物が言えるという安心感を持つ、気の小さい男である事が窺える。

男には反撃されると負けるから女を本能的に選ぶようだ。

横に協賛してくれる女さえいれば、気が大きくなりどんなバカな事も自信を持って熟せるようだ。

本当に、情けない男だ。

共依存に陥りやすい性質の持ち主

『漢』の面倒なところは、関わった人間と『共依存』に陥りやすいところだ。

ギブアンドテイクなのか、それとも義理人情なのか…。

求める者に求めている物を与えると、見返りがあると期待する人間が多いからだろう。

 

『尽くす』という行為は日本では美徳。

しかしながら、尽くす人というのは目先しか見えていない人が多く、本人が欲しがる物は何でも与えようとしてしまう。

欲しがっている相手に認めてもらいたい一心でもあり、周りの人たちにも認めてもらおうという腹黒精神も持ち合わせている。

子供が飴を欲しがるからと飴ばかり与えている状態。

でも、優しいでしょアタシ…みたいな。

相手をますますダメにしてしまう。

尽くすのは認められたいから。

認められたいのは、認められにくい人だから。

共依存に陥るのは、その人しか自分を認めてくれる人がいないから。

何も自分で出来ない子である『漢』に認められて嬉しいか?

日本企業にいる『漢』たちの所業

日本企業の『漢』はメカに弱いため、コピー機の前で右往左往したくない。

だから、コピーは女にやらせる。

物事から逃げる時、逃げたと思われないよう威風堂々と威厳を見せつけるのが『漢(おとこ)らしさ』と言うものなのか。

 

業務の事は事ある毎に女に聞く。

自分は何も知らない。

何も知らないのは、社員に頼られていない証拠。

しかし、そんな事実も自分を神格化する事で、近寄りがたい存在に設定し払拭するつもりだ。

神格化された『漢』ほど、社員とも業務とも接触しようとしない。

 

業務でトラブルが起こった。

パニックった自分を誤魔化そうという魂胆で、怒鳴るという方法を好む。

これで『漢』の威厳は保てるらしい。

『漢』にとっての最重要事項は、業務ではなく自分のプライドである。

自分をガチガチに守らないと、すぐに折れてしまうのだ。

本来の性質は、虚弱な精神の持ち主だったりする。

 

業務で何か起こっても、方針も出さなきゃ指示も思いつきもしない。

怒鳴って誤魔化し、姿を消して放置する。

だって…『漢』は自分では何もできない人だから、全部誰かにやってもらう人だから。

誰かがやったという既成事実を作り出すと、途端に姿を現し因縁を付け始める。

自分が何も決めなかったクセに「誰がこんな事をしたんだ!」とか言い出す。

こんなマネをして、自分はカッコイイと思っている。

 

『漢』は逃げグセがあるから、やる事は事後行為のみ。

だって、『漢』は何も出来ない子だから。

 

『漢』が威厳を保つために利用されてる人がいる。

なんと、それは『漢』に協賛しているスポンサー社員である。

『漢』の威厳を保つための演技に自ら協賛して、『漢』に一番怒鳴られてたりする。

ご愁傷様…。

『漢』の一人芝居に巻き込まれているのかと思いきや、どうやらよくみると共演している。

日本の会社組織の片隅でよく見かける茶番劇だ。

彼らは金にならない事に、よく熱を燃やしている。

情熱がいつも方向違いだ。

やる事なす事、とにかく全てが営利団体には不適合である。

 

会社という組織に対して適応力が無いにも関わらず、会社組織の中で勢力を伸ばす。

この子供染みた茶番劇を見たアホどもが、協賛してしまうからだ。

意味の無い茶番劇でも、『漢』と『漢』を取り巻くアホどもには、とても意味がありとても重要な事なのだ。

組織に『神』など必要ない

会社組織に『神』など必要ない。

しかし、自分に『神』が必要な者が多いため、会社組織に『神』が誕生してしまう。

『漢』が『神』となる。

 

日大アメフトも『神』がいたでしょ?

チアリーダーにも『神』がいたでしょ?

ボクシング協会のアレも『神』だろ?

そして、その周りには必死に協賛しようとするスポンサーの存在が必ずいるだろ?

そして、神は教唆犯でスポンサーは幇助犯だっただろ?

 

でも、『神』はいなくならない。

悪質だと認定された『神』を排除しても、『神』はまた発生する。

『漢』ぶるアホに擦り寄る、協賛したがる人間がたくさんいる以上、『漢』の神格化は止まらない。

 

結局のところ、自分がやっている仕事やスポーツを自分が何のためにやっているのか分かんないんでしょ。

だから『神』のためにやろうとし始める。

手短に実感を得ようとしてるわけよ、仕事と関係ない事で、スポーツじゃない事で。

『神』にお仕えする人達は、自分が何をしたい人なのか自分で分かってない人なんだよ。

仕事そっちのけ、スポーツそっちのけ。

あなたがお仕えしているのは、ただのしょうもない人間。

しょうもない人間だと気付けない自分は、もっとしょうもない人間だと気付くべき。

「カンロ飴120円」以下のレベルね。

 

「おはようございます。私は12時過ぎてもおはようございますでございます」

これが「俺は漢(おとこ)」の正体だ。

これが君たちの言う『神』だ。

「ございます」何回言うとんねん、このオッサン!

 

『神』の正体は、ただの同調を欲しがるオッサンだ。

同調してくれる人が傍にいないと、心が折れてしまうような生き物が『漢(おとこ)』だ。

自分じゃ何もできないから同調してくれる人が欲しいんだよ。

同調してくれる人がいないと不安になっちゃうから、人に相手してもらおうと必死になって嘘ハッタリばかりかます、しょうもない人間なんだよ。

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