睡眠資料集めという仕事「サラリーマンズコレクション」

睡眠資料集め

『睡眠資料』というのは、私が勝手に名付けた。

これは何なのかというと、サラリーマンが仕事で何か起こった時に、武器として持ち出すために用意させる資料の事である。

基本的には、作らせるだけ作らせて出番はなく、作った途端睡眠状態に陥る資料たちの事である。

1つの業務におけるこれらの資料は、膨大な量になる。

 

証拠集めという目的のため、いざという時には出てくる資料なのかと思いきや、いざという時どこにあるのか分からないという代物。

そして、そのいざという時に存在して提示したとしても、何の効力もない武器である事は確かだ。

気の小さいサラリーマンが「僕がやったんじゃないもん!」という言い訳のための物だから。

担当や責任者という立場に立ったくせに、責任逃れをする事で頭が支配されている人間が作る資料なのだから。

睡眠資料の用途

睡眠資料の用途には、責任逃れ以外にもう1つの用途がある。

使い道は2つあるのだ。

  1. 責任逃れの証拠品
  2. 仕事してるフリアイテム

雇われサラリーマンが、自分の身を守るという用途以外に用とは見いだせないという物であるという事だけが分かるだろう。

睡眠資料使用方法

まず、自分の部下や下請け業者に、必要もないような資料を大量に作成させる。

その大量に作成した資料を机に積み上げる事で、ビジュアル的に「俺は忙しい」という風合いを醸し出す事が可能となる。

そう、この手のサラリーマンは、実は暇を持て余しており、自分の部下や下請け業者に自分の仕事を作ってもらうのだ。

肝心の業務には口出しだけして、これまた「仕事してます!」という風合いだけを醸し出す事に勤しむ。

 

このようなサラリーマンは、カニではなくカニ風味かまぼこ的な、風味や風合いにこだわる社員である。

カニ風味かまぼこのリアリティは、日々進化を遂げ目を見張るものがあるが、カニ風味かまぼこ社員というのは、進化するどころか退化していく。

カニ風味かまぼこ社員は、資料を積み上げる若しくは眺めるという事を目的としている。

具体性のない使い道ではあるが、彼らは自分の身を守るために必死のため、彼にとってだけ欠かせない資料となってしまっている。

仕事をしてるフリに使うアイテムである。

 

またこの、上司が口出しするという行為をブロックするために、部下が下請け業者を使ってブロック目的の睡眠資料を作らせる事もある。

とりあえず、何でもかんでも下請け業者に資料を作らせる。

上司が過去に口出しした事に対して、「それは下請け業者のせいで、俺じゃない!」という言い訳ができる証拠を集めているわけだ。

担当なんかやらせても、ロクに何も出来ないような気が小さい男がやりがちな仕事術である。

下請けに作らせた資料は、ほとんど活用されることもなく、最悪の場合パソコンのメールボックス(受信)の中で静かに眠る。

年末の大掃除で雑巾を触りたくない社員というのは、パソコンの中を掃除し始める。

睡眠資料は開けられる事もなく、年末パソコン大掃除でばっさりこの世から消える。

公共工事は睡眠資料の嵐

公共工事に関わる業者と話すと、公共工事は睡眠資料の嵐だという。

通常の建設工事では、必要もないどころが、作れと言ったらアホにされるような資料を業者に作らせまくる。

なぜ、こんな資料ばかり作るのか…?

多分、公務員って建築の実務をした事がない人材を使っているからだろう。

教科書に載っているような数値を、計測器で測って写真を撮らせたりと、通常の常識で考えてやるはずのない作業をするのだ。

こんなバカな事をしているのは、公共工事だけ。

その計測に必要な計測器を業者は購入せねばならず、見積書にその金額も含めなくてはいけなくなるわけ。

公共工事が高いのは、こういうわけの分からない資料が大量に必要なのが原因。

 

公務員はサンプルに飽き足らず、ミニチュアまで欲しがる。

公共工事に使用する部材をそのまま小さく作ったものを持ってこいとまで言う。

全ての物をミニサイズで、作らせているのだろうか。

工事図面に、使用する材料は全て記入してあるにも関わらず、「これでは、分からない」と言い、メーカーから使用する部材のサンプルを取り寄せ渡しても「これでは、分からない」と言う。

そして終いには、ミニチュアで商品そのものを小さく作って持ってこいと言い出すのである。

 

使用する金物や使用する部材は全て実物を使ってミニチュアを作るとどうなるか分かるだろうか?

現物+ミニチュア=工事金額となる。

要するに1つの物を公共工事で納入するのに、何倍もの値段をつけなくてはいけないという状態。

実際、業者はバカではないため、そんなものはお断りする。

しかし公務員はバカのため、それを作れとしつこくて仕方がない。

 

例えば色バリエーションが3種類あるとしよう。

1つの商品を納めるのに、ミニチュアが3個必要になる。

既製品を販売しているような所では、そういう展示品もあるのだが、公共工事と言うのは既製品ではない。

特殊な建物が多いため、そんなミニチュアサンプルなど、あるはずがないのだ。

そのため、使用する材料から何から、メーカー名も商品名も商品番号も記入して提出しているのに、「これじゃ、分からない」とかぬかす。

建築経験無い奴が、業務に挟まって来て、工事の邪魔してるだけだろ。

 

オリンピックなんかで、安い業者を探しているようだが、何してんだか…という感じ。

自分達が「これじゃ、分からない」なんて言って、必要もない資料やサンプル、挙句の果てのミニチュアの要求みたいな、不要な作業をさせなければいいだけなのに。

資料を作るのもミニチュアを作るのも、人件費や材料費が掛かるというのが、税金で食ってるボケた公務員には理解が出来ない。

サンプル1つ取り寄せるのに、宅配便を利用して要らぬ金を使おうとしている事すら分からない。

仕事のやり方が、赤ちゃんレベル。

大人のオツムが付いているとは思えない。

 

そしてもっとすごいのが、一般人を相手に商売している住宅メーカーだそうだ。

工事に使うドリルや電気のこぎりの製造番号まで、資料として欲しがるようだ。

その資料の使用用途が、全く分からない。

しかも、業者に作らせるだけで、資料は使わずメールボックで睡眠資料となる。

で、年末大掃除で一斉にゴミ箱にドラッグドロップされる。

睡眠資料というより、昏睡資料と言った方が正しいかも知れない。

植物状態である。

どこの会社でも睡眠資料を作成している

どこの会社に行っても、なぜか睡眠資料を作っている。

睡眠資料を作るために、人件費を投じてしまい、コピー機はカラー設定で資料を擦りまくっている。

そして、それらの睡眠資料は、オッサンの机の隅に積み上げられ昏睡状態に陥る。

睡眠資料を要求する者の机の上には資料がいっぱいある。

仕事に活かす事もない昏睡資料。

 

日本のおっさんというのは、コレクション好きである。

収集癖が酷いのだ。

収集する事で、安心感を得るという心理。

ゴミ屋敷のおっさんと同じ状態である。

撤去してもすぐにまた集め始める。

キリがない…。

 

ゴミ屋敷で問題となってTVに映っているオッサンは、元公務員か元大手企業の管理職だったのではないだろうかと疑う。

サラリーマンズ・コレクション

それを紐解くと、全てゴミ。

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